庚申山・広徳寺
 
庚申山(こうしんさん)
 
▲庚申山

町を一望におさめる
信仰の山

 霊峰飯道山の南東の尾根につながる庚申山は、瑞応山竜華院広徳寺がある信仰の山。町内の人からは「庚申さん」と呼ばれ親しまれています。その昔、この寺に籠もって家運隆盛を祈願した人が、真鍮精錬の法を伝授されたという逸話があり、日本真鍮の元祖が祀られています。
 現在はハイキングコースが整備され、展望台もできています。秋は山全体が紅葉で覆われ、眺望も一段と見事になります。 また、庚申山への入り口には伝教大師最澄の作とされる三猿の道祖神があります。

▲庚申山展望台からの眺望
 
 
広徳寺
 
▲広徳寺
 延暦2年(783)、天台宗の開祖伝教大師(最澄)が、延暦寺建立の資材を求めて地方を旅している途中、庚申山頂に光り輝く紫色の雲がたなびくのを見て頂上に登ったところ、妙法の告知を受けたと言われています。そしてこの地に庚申尊を祀ったのが広徳寺の始まりです。
 また、広徳寺は真鍮発祥の寺でもあります。今から400年前、庚申山麓に藤左ェ門という農民が住んでいました。生計が苦しく郷を離れる決心をしましたが本尊を深く信仰していたので、本尊にすがろうと文禄2年(1593)正月、広徳寺にこもり断食し家運の隆盛を祈願したところ、17日の満願の夜、銅に亜鉛を混ぜる合金の法を伝授されました。これが我が国の真鍮製錬の始まりと言われています。
 

 

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