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県の無形民俗文化財に指定されているこの祭りのメインは十六基の豪華な曳山であり、
その中で奏でる力強い水口ばやしが祭りを一層盛りあげます
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| ▲水口曳山祭 |
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水口曳山祭は江戸時代中期の享保年間、この町に住む町民の力によって創り出された水口神社の祭礼です。
19日の「宵宮祭」では、神社に神輿(みこし)が飾られ、各町内では曳山に提灯を飾りつけて宵宮ばやしを奏で、祭り気分を盛り上げます。
20日の「例大祭」は、朝に各町内を出発した曳山と纏田楽(まといでんがく)が、松並木を水口ばやしのリズムにのって巡行し、水口神社へと入ります。巡行する曳山に桜の花が散りかかるその情景豊かな光景は、さながら時代絵巻を見るようです。
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▲帰り山
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夕刻、曳山は提灯に火をともし戻っていく「帰り山」が行われ、美しい姿を披露しつつ華やかな祭りの幕が閉じられます。
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▲山倉(蔵)に収蔵されている曳山
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祭礼に曳山が登場したのは1735年(享保20年)のことで、当時は9基の曳山が巡行し、賑わいました。最盛期にはその数30基余りに達したといわれています。
甲賀市指定有形民俗文化財である水口の曳山は「二層露天四輪構造の作り山」という構造を持つもので、複雑な木の組み合わせや精巧な彫刻を持っています。また、華やかな幕を飾り付けるとともに、屋上に「ダシ」と呼ばれる人形をのせて町内を巡行します。その構造上解体はせず、平素より組み上がったままで、各町内に建てられている「山倉(蔵)」に収納されています。
現在では、16基が曳山保有町で維持管理され、そのうちの1基が毎年交替で、甲賀市水口歴史民俗資料館に展示されています。
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水口ばやし
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祭礼を引き立てる最大の演出は「水口ばやし」です。水口ばやしとは、曳山に乗った若衆が巡行にあわせて奏でるもので、神前の曲として「ガク(額)」「オロチ(大蛇)」があります。巡行の曲として「バカ(馬鹿)」「オオマ(大廻・大馬)」「ヤタイ・ヤタエ(屋台・八妙)」「シチョウメ(四丁目)」「桜ばやし」などの数曲が今日に伝えられています。
はやしに用いられる楽器には、大太鼓、小太鼓、鉦、篠笛があり、緩急の変化豊かで勇壮なその調べは、江戸の「神田ばやし」の流れをくむものといわれています。
はやしは、各町内において毎年3月下旬頃から連日夜に練習されます。夜の町並みに流れるはやしの音色に人々は近づく祭りと春の到来を感じます。
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曳山とともに巡る水口
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| 平安時代の延喜式に記録されている式内社で、水口を開拓した祖神「大水口宿禰命(おおみなくちすくねのみこと)」が祀られています。江戸時代に水口宿の繁栄と共に社殿が整備され、藩主加藤氏の保護を受け「大宮さん」と呼ばれ親しまれてきました。
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●TEL 0748-62-0231
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水口歴史民俗資料館
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| 曳山の館とも呼ばれ、水口曳山祭で実際に巡行する曳山を展示しています。また、東海道水口宿をはじめとした歴史民俗資料を展示するほか、水口ゆかりの書家・児童文学者を顕彰する「巌谷一六・小波記念室」を併設しています。
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●TEL 0748-62-7141
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水口城資料館(水口城跡)
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| 徳川三代将軍家光が寛永11年(1634)京都上洛の際、宿館として築城されました。作事奉行には建築や作庭などで著名な小堀遠州があたりました。城は小規模ながら将軍の宿にふさわしい豪華なものでした。その様子は館内に展示した復元模型で知ることができます。
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●TEL 0748-63-5577
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